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評価:
石田 衣良
文藝春秋
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久々に本棚整理してて読みましたー
読んでないで整理しろよという話ですが
でもって感想
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- 時は結構話題になった気がします。
ある事件を元にかかれた作ですが主人公は殺人犯の兄という関係者です。
最初から主人公の弟が犯人というのはわかってたので衝撃ではないですが、被害者がなーという感じ。
正直結構リアルというか、むしろ最近起こった事件たちを思い出します。
昔は「うわ、最悪……こんなこと考えるやつっているんだ。漫画みたい」という意外性を感じましたが今はもう結構ありきたりになってしまってる気がする……やなありきたりだなー。
なんていうか主人公の弟よりも周りの反応のほうが実際は気持ち悪かったというか。
きっと被害者が一切出てないからでしょうが。
弟ももちろんこっちからしたら異常でありますが、それ以上に周りがいやーな感じです。
もちろんイイ人というのはでてきますが、むしろイイ人よりもそれを娯楽として楽しんでいる人のほうがリアルな感じがするのは何でだろう。
被害者や加害者などの関係者にとっては深刻な事件でもまったくの部外者にとっては本当に娯楽にしか過ぎないんだなーと感じましたよ。
「わー、かわいそうねー」といいながらおせんべいを食べてみてるもんだもんな、ニュースって。
作中には「夜の王子」を名乗った殺人者の文集や卒業アルバムを売ろうとする同い年の子供やわざわざ夜の王子の住んでいた家を見学に来た女子高生や全国各地の車。
不謹慎だというのは簡単だけど、確かにそういう野次馬根性もあるわけで。
週刊誌なんてCMやってた妹の写真まで載せてるわけだから、きっとそうしたほうが売れると踏んでるってことだよなーと思います。
なんだか釈然としないなーと思いつつ。
差別とかいじめとか、本当にくっだらないなとおもいつつ、だけどどこかで私たちもそれを許容してたりあまつのさえやってるんだなと感じると背筋がぞぞっとしました。
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